2022年4月で、自宅ピアノ教室を始めて
丸7年になります。
おかげさまで、現在30名ほどの生徒さんたちが
教室に通っています。
今後の記事で
自宅教室のストーリーを何記事かにわけて
書いていこうと考えています。
今回は、自宅ピアノ教室を立ち上げたきっかけ
について、詳しく書いていきます。
きっかけ①子どものころからの夢
私は、5歳~現在までピアノを習っています。
音大を卒業して、大学専攻科を修了して
ピアノの先生になった今も
ピアノを習い続けています。
もう20数年ピアノを習い続けており
何人かの先生に師事してきましたが
すべて自宅で教室をしている先生に習っています。
自分の人生の中で、楽器店のピアノ教室(ヤマハなど)に
通った経験は一度もなく
ピアノ教室=自宅教室
という考えが、昔からありました。
「いつか自分もピアノの先生になりたい!」
という子どものころからの夢は
「いつか自分も自宅でピアノ教室をやりたい!」
とイコールだったんだと
自分でもピアノ講師になってから気づきました。
きっかけ②大手楽器店からの脱出
私は大手楽器店に3年勤めました。
24歳で就職し
25歳から楽器店の講師と並行しながら
自宅でもピアノ教室をスタートさせました。
楽器店ではたくさんのことを学ばせてもらい
生徒も始めから20名ほど持たせてもらえました。
新卒でそれだけ多くの生徒を持たせてくれたことは
たいへんありがたかったのですが
楽器店勤めで感じたデメリットは
①毎日違うレッスン場に通うため、移動の時間がかかった
②グレード試験を受けるための勉強に時間を取られた
③楽器店のイベントでの演奏の練習に時間を取られた
などです。
①は、楽器店に勤めた経験のある方は分かると思います。
月曜日は○○保育園、火曜日は○○幼稚園、
水曜日は○○公民館、木曜日は○○センターなど
毎日違うところにこちらが出向いて
レッスンしに行っていました。
私は車を持っていたので
遠いところでは往復3時間かかるところに
毎週通っていた時もありました…
②のグレード試験は、楽器店に勤めたら
受験はほぼ必須です。
もちろん受けたくなければ受けない
こともできますが、上の先生からは
いろいろと言われますし
給料はずっと低いままです。
③は、楽器店の主催する発表会での
講師演奏や、コンクール課題曲講座での
課題曲の模範演奏などです。
発表会での講師演奏などは
ある程度有名な曲でないと
却下されていました。
例えば、今自分が
リストのペトラルカのソネット
を練習しているからといっても
「誰も知らないからダメ」
と上の先生から言われました。
コンクールの課題曲講座とは
幼児の部から大学以上の部まで
さまざまなレベルの課題曲を
楽器店の講師に振り分けて講座で演奏させ
外部から来た大学の教授などが曲について
解説するものです。
幼児や小学生の部の課題曲なら余裕ですが
高校・大学の部などの曲を弾いてと言われると
結構な練習時間を取られました。
楽器店の先生はピアノを専門で
やってきていない先生もたくさんおり
難しい曲はほぼ自分に回ってきました。
もちろん演奏しても無給です。
以上のことから、楽器店勤めは
自分にとってデメリットが多かった
ことも、自宅教室を始めるきっかけ
になりました。
きっかけ③仲間との出会い
楽器店勤めで知り合った同期の先生で
自分より先に楽器店を辞めて
自宅で教室を始めてそれなりに
生徒数も集めていた先生がいました。
自宅でピアノ教室を始めるノウハウは
その先生からいろいろ話を聞く
ことができました。
身近に自宅教室を開いたばかりの先生がいた
ことも
「自分も自宅教室ができるかも」
と思えたきっかけでした。
まとめ
私が自宅ピアノ教室を始めたきっかけ
について詳しく書きました。
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