ピアノの先生になったばかりのころ
私が一番苦戦したのは
4歳から6歳の「幼児」のレッスンでした。
(幼児に話がうまく伝わらないのはなんでだろう)
と悩んで、幼児についての本を読んだり
自分なりに勉強していくうちに
自分は今まで音大まで行って
ピアノの勉強はしてきたけど
幼児教育の勉強は全然やっていない
ということの気づきました。
幼児の発達とピアノのレッスン
について知るなら
はとてもオススメです。
私はこの本で
幼児の特性をたくさん学ばせてもらい
幼児は自分にとって教えたい生徒なのか
よく考えて、「7歳から」レッスンしようと
決めました。
どうして「7歳から」レッスンすることに
決めたのか、詳しく解説していきます。
幼児のレッスンで苦悩する
私はピアノの先生になったら
ピアノを教えればいいものだと思っていました。
正確に言うと
“ピアノのテクニック”を教えればいい
と思っていました。
でも、いざピアノの先生になってみると
幼児のレッスンではとくに
自分が思っていたような
ピアノのレッスンには全然ならない…
楽譜の読み方やピアノの弾き方を
教えようとしても全然できない
大学で学んできたことが全く生かせない
そんな状態でした。
子どもの発達段階によって指導の仕方は全然違う
幼児のレッスンで苦悩するなか
この本の中の
7歳ごろのまでの幼児の特性について読みました。
スイスの心理学者ピアジェの研究によると
2~6歳は「前操作期」にあたり、(中略)前操作期の幼児は論理より直感で物事を見るのです。
知っておきたい幼児の特性より
とあります。
そもそも幼児は
論理的思考が未熟だと念頭に置いて
レッスンしなければいけない。
ピアノの先生になったばかりのころは
このことすら知らずに
幼児から大人までの生徒みんなに
同じアプローチをしてました。
幼児には、楽譜の読み方を教えたりするときも
小学生以上とは全く違うアプローチが必要
だと気づきました。
「7歳から」レッスンすることにした理由
7歳という年齢は、ピアジェの研究によると
見た目ではなく論理的に物事が考えられるようになり、複雑な関係性も理解できるようになる。
知っておきたい幼児の特性より
とあります。
2~6歳までの「前操作期」から
具体的操作期(7~11歳)
に入る年齢が7歳になるので
自分がしたいピアノのレッスンができる
年齢はこのころからだと分かりました。
私は幼児に教えることは辞めて
具体的操作期に入る7歳からをレッスンしよう
と自分で納得して決めることができました。
まとめ
私が「7歳から」レッスンをしている理由
について解説しました。
私自身、5歳からピアノを習い
8年ほど同じ先生に師事していたので
自分もピアノの先生になったら
4~5歳から中高生くらいまでをレッスンする
ものだと思っていました。
でも
幼児のレッスンは幼児向けのアプローチが必要
なんだと知り、自分がそれをやりたいかとどうか
考えた末、「7歳から」という決断をしました。
もし、幼児のレッスンでお悩みの先生がいたら
幼児向けにとても細かくステップを分けた
レッスンでのアプローチの仕方
が詳細に載っているのでオススメです。
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