私が、これからピアノ教室を始める方に向けて
アドバイスしたいことは
理想の生徒像をはっきりと描いておく
ことです。
理想の生徒さんが思い描けていないと
本当にいろいろな人がやってきてしまいます…
かなり極端な例になりますが
【閲覧注意】ピアノ教室に入会したかんしゃく持ちの小学生/約3年間の奮闘記
この記事にもあるように
招かれざる客を招いてしまうこともあります。
今回は、私がピアノ教室をはじめたころに
あいまいな理想の生徒像しか思い描けていなかったために
失敗したな~と思う体験をご紹介します。
問い合わせ第1号
8年前に自宅ピアノ教室のホームページを作成してすぐ
メールで問い合わせがあり、その方は成人男性でピアノ未経験。
当時の私は
成人男性の生徒さんを受け入れるかどうかも決めていなかった…
成人男性はレッスンした経験もなく不安でしたが
とにかく生徒さんに来てほしい一心で体験レッスンの日取りを決めました。
そして、いざ体験レッスンの日!にその男性は時間になっても現れず
待ちぼうけをくらってしまいました…
当日ばっくれられたことはさておき
ホームページを作成する前に
成人男性を受け入れるかどうかは必ず決めておいた方がいいです。
密室で2人きりになるため、レッスン不可の教室も多いようです。
そして不可の場合、ピアノ教室を宣伝するときに
「成人男性不可」とはっきり明記しておきましょう。
生徒さん第1号
成人男性の問い合わせから一週間後くらいに
今度は20代の保育士の女性から問い合わせがきました。
その方は仕事でピアノを弾かなければいけないので
レッスンを受けたいとのこと。
今度は無事体験レッスンを終え
生徒さんとして通うことになったのですが
無断でレッスンをお休みすることが多く…。
後からこちらから連絡すると
「幼い子どもの世話が忙しく、レッスンに行けない連絡をしそびれた」
が毎回言い訳でした。
その方は結局、ある日のレッスンを無断欠席したまま姿を消しました…。
大人の生徒さんを受け入れる場合は
お仕事をされながら通ったりお子さんが小さかったりすると
レッスン日程の変更も多々起きるので
受け入れ可能かどうか教室をはじめる前によく考えましょう。
幼すぎる生徒さん
その次にきたお問い合わせは
なんと1歳半の生徒さん。
まだまだピアノが弾けるような状態ではなかったのですが…。
私が大手音楽教室でリトミックを少しだけやっていた経験をもとに
その生徒さんにはマンツーマンでリトミックをすることになりました。
4歳になるまでは、リトミックをやりながら少しピアノに触り
徐々にピアノだけのレッスンへ移行していきました。
現在はもう小学生になり、今も元気に通ってくれていますが
何歳から受け入れるか、自分にとって来てほしいのは何歳からか
よく考えて設定しましょう。
現在うちの教室は、「7歳から受講可能」と
ホームページに載せています。
「理想の生徒像」を思い描くために
私は、藤 拓弘先生著の
ピアノ教室が変わる~理想の生徒が集まる7つのヒント~
という本を参考に
理想の生徒をはっきり思い描きました。
この本のおかげで
来てほしい生徒・来てほしくない生徒
を思い描くことができ、教室運営がかなりラクになりました。
まとめ
ピアノ教室をはじめたころの失敗談をご紹介しました。
自宅ピアノ教室を始めるときは、生徒が集まるか不安
という先生方は多いと思います。
生徒を集めたいからと、だれでもどうぞ状態にしてしまっては
選ぶ側に誤った情報が伝わってしまい
結局後で自分の首を絞めることになりかねません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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