発表会のプログラムに載せること
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・第〇回
・教室名
・タイトル(ピアノ発表会、音楽発表会など)
・日時(○○年〇月〇日(〇曜日)開場○○時 開演○○時)
・会場名
・会場住所
・会場電話番号
・主催者
●プログラム
・演奏順
・曲名
・生徒氏名
・休憩
・中学生以上は曲目解説
●裏表紙
・コンクール受賞者
・ごあいさつなど
プログラムに載せることについて
以前うちの教室では学年を載せていましたが
現在は載せていません。
演奏順 曲名 作曲者 生徒氏名 学年
(例:1 曲名○○○○ 作曲者○○ ……生徒氏名○○ 学年〇年)
●現在のプログラム
演奏順 曲名 作曲者 生徒氏名
(例:1 曲名○○○○ 作曲者○○ ……生徒氏名○○○○)
発表会プログラムで
・学年を載せなくなった理由
・演奏順の決め方
について詳しくご紹介していきます。
学年を載せなくなった理由
昔大手楽器店で働いていたときは
発表会のプログラムに学年が載っており
演奏順も学年順で学年の中ではあいうえお順
となっていました。
なので自宅でピアノ教室を開き
個人でピアノ発表会を開いてからも
ふつうに学年を載せるものだと思って
学年を載せていました。
でも
「まだ○年生でこんなむずかしい曲弾いててすごい!」
「高学年なのにまだこの程度の曲?」
というのを、学年が書いてあると
どうしても感じてしまう空気がありました。
この空気に、楽器店で働いていた時から
ずーっとモヤモヤしていて
ようやく気づきました。私には
どんなピアノ教室の発表会でも
「演奏会」としてあつかいたい
という気持ちがある、と。
そして学年を載せなければ
弾いている「人」にではなく「演奏」に
聴く人の意識が向くかもなと思い始めました。
生徒さんの背丈で○○歳くらいかな?
というのは大体は分かってしまいますが
実際に学年を載せずに行った発表会で
以前より純粋に音楽を楽しんでいる会場の空気
を感じることができました。
演奏順の決め方
楽器店の発表会は
多教室の生徒が入り混じっているので
演奏順は学年順で
学年の中ではあいうえお順
というのが最適なのだと思います。
ですが個人の教室での発表会は
先生が自由にプログラムを決めていいので
上記のように学年にしばられなければ
生徒一人一人の能力に合わせて演奏順を組む
ことができます。
私が演奏順の決め方で
いつも気をつけていることは
・似た雰囲気の曲を前後にもってこない
・なるべく男女交互にする
です。
これは、学年を載せないことで本当にやりやすくなりました。
学年順だと
低学年はみんな明るく楽しい曲が好き
高学年は大人っぽい曲が好き
など似た雰囲気の曲がならんでしまいがちでした。
学年を載せないと
学年順に弾かせなくても違和感がなくなるので
曲中心にプログラムを組めて
似た雰囲気の曲を並べないことができます。
実際に学年を載せず
曲中心にプログラムを考えた発表会
にしたら、保護者の方から
「今回の発表会はなぜか今までの発表会より聴きやすかったです!」
と言っていただきました。
やっぱり曲のならびは大事だなと実感しました。
また、なるべく男女交互にする理由は
生徒席でとなりの子とのおしゃべりが減るからです!
発表会の時はいつも
生徒さんを演奏順に並ばせて
生徒席を設けているのですが
とくに小さい子は
自分の出番が終わるととなりの子とおしゃべり
する子が多数出て困っていました…
それを阻止できないかと
ある発表会のとき男女交互の順番にしてみたら
予想通り自分の演奏が終わっても
となりの子とおしゃべりする子はいませんでした(笑)
最近はピアノを習う男子はかなり増えているので
男子が一定数いる教室で
発表会中の客席でのおしゃべりにお困りの先生は
参考にして頂ければうれしいです。
まとめ
私は、小さなピアノ教室の発表会でも
「演奏会」としてあつかいたいという気持ちから
学年を載せるのをやめました。
そして
・似た雰囲気の曲を並べず聴きやすくする
・男女交互に並べて、会場全体を静かにする
ことで、発表会を「演奏会」のようにする
ことができています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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