普段、私の教室で使用している楽譜
「ぴあのどりーむ」や「オルガン・ピアノの本」
これでほとんどの生徒さんはレッスンを進めているのですが
たまにこの教本で挫折する子もいます。
男の子に多いですが、プライドの高い女の子も
直してほしいところを指摘すると逆ギレしてきたりして
レッスンにならず困ってしまうときがありました…。
そんなピアノの先生泣かせの生徒さんでも
ピアノや音楽に興味を持って、楽しく学べる楽譜を発見しました!
その教本がこちら!
「ピアノの学校」は、もちろんピアノ曲が載っている教本ですが
自分で作曲するところがあったり、楽典の勉強もできて
音楽ドリルとしても使える教本です。
「ピアノの学校」について詳しく解説していきます。
※「ピアノの学校」は導入期を終えた生徒さん用の教本ですのでご注意ください。
他テキストとのちがい
私も使っている「ぴあのどりーむ」や「オルガン・ピアノの本」は
1冊に20曲程度曲のみが載っている教本で
レッスンで宿題にしていたところを弾いてもらう
↓
直すべきところを指摘する
↓
その場で直せたら合格orできなかったらまた来週の宿題
という流れで普段はすすめていています。
これで順調にレッスンできる子なら問題ないのですが
全然思うように進まず
ついイライラしてしまう生徒さんもいます。
とくに男の子は、このやり方で
先生に指摘されたり直されたりするのを嫌がる
生徒さんがいます。
「ピアノを習いに来るのは、自分の直すべきところを指摘されるために来てるんじゃないの?」
というピアノの先生の声が聞こえてきそうですが
まだピアノを習いはじめの小さい子どもの生徒さんだと
その考えが通用しないことも多いです。
こちらが直すべきと思うところを指摘しても弾いてくれない生徒さんには
生徒さんに質問したり、考えさせるレッスン
をしたほうが、レッスンがスムーズに進みやすいのかな
と思っていたところ「ピアノの学校」に出会いました。
「ピアノの学校」は、弾くと書くが半々ぐらいある教本で
「弾く」だけじゃないところが
生徒さんに考えさせるレッスンをするときとても役立っています。
「ピアノの学校」について
「ピアノの学校1」のはじめにのところには
小さなこどもでもその日から楽しめ、少しの練習でじょうずになれて、だれの力も借りずに一人で、ピアノをつかって自分を表現できるようになること、つまり、”音楽的自立”という究極の目標を目指す方法論です。
「ピアノの学校1」より
とあります。
テキストの中身を少し紹介すると
下記画像のように
メロディと響きあう和音を探すページがあります。
また、ドミソの和音は「花の和音」
ファソの和音は「ちょうちょの和音」とし
自分でどちらの和音がメロディと響きあうか
探したりします。
いずれも
弾いて、聴いて、生徒さん自身で考える練習ができ
「自分はこう考えてきた」と
レッスンで楽しそうに弾いてくれます。
たまに間違った和音を付けてくるときもありますが
指摘しても「そっちの和音かぁ~!」と言って
怒ったりせず不思議と素直に直してくれます(笑)
花やちょうちょの可愛いイラストの中に
ⅠやⅤ7などの和音記号も書いてあって
楽典の勉強にもなります。
まとめ
「ピアノの学校」について紹介しました。
私は以前、「ぴあのどりーむ」をさせていたある男の子が
すごくレッスンを嫌がるようになったので
代わりに「ピアノの学校」でレッスンを進めるようになったところ
とてもピアノを楽しむようになり
今までの悪態がウソのようになくなりました(笑)
また、導入を終えた生徒さんに
いろいろな教本を使わせてみたい方は
「ぴあのどりーむ4」&「ピアノの学校1」
「オルガン・ピアノの本2」&「ピアノの学校1」
は難易度が大体同じなので、併用することも可能です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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