私も家のトイレを生徒さんに貸すことがありますが
小さい生徒さんに貸すときは問題がよく起きます。
今回は私の教室で実際にあった事例を交えながら
私なりの対処法をご紹介していきます。
事例①トイレからなかなか出てこない生徒
ある生徒さんで
レッスン中にトイレからなかなか出てこない
生徒さんがいました。
毎回のレッスンで
「トイレに行きたい」
と言われていたので
「トイレはお家で済ませてきてね」
と私も毎回言っていたのですが
全く効果がなかったので
困り果てていました。
こういう生徒さんは
トイレで用を足すのが目的ではない
と思った方がよいと思います。
私はある日
その生徒さんがまた
「トイレに行きたい」
と言ったので
「じゃあ、弾くのはやめてノートしようか?
カードでもいいよ。それが終わってからトイレ行こう」
と言いました。
そうしたら
トイレに行きたいとは
言わなくなりました(笑)
その生徒さんが
弾くのに飽きたり疲れたりすると
トイレに行きたいと毎回言っていたんだと気づき
それ以降その生徒さんとのレッスンは
弾く・書く・歌うなどを短いスパンで
行うことで問題は解決しました。
事例②トイレで遊ぶ生徒
ある生徒さんがトイレに行ったとき
トイレのドアのそばで待っていたら
トイレットペーパーを大量に巻き取る音
トイレの水を4,5回流す音
が聞こえてきました。
さすがにおかしいなと思い
「○○ちゃん、大丈夫?」
と声掛けをしたら
すぐにトイレから出てきました。
トイレを見てみると
トイレットペーパーが1ロール芯だけになっていて
トイレに流して遊んでいたんじゃないかと思い
本人に聞きました。
「○○ちゃん、もしかしてトイレ流して遊んでた?」
「ちがうよ~」
「じゃあトイレからなかなか出てこなかったのは
お腹が痛かったから?」
「そうだよ~」
「それにしては、今日ずっと元気そうだね」
と言うと生徒さんは苦笑いになりました。
私は続けて
「トイレを流したお水もトイレットペーパーも
このお家の人が(あえて“先生が”とは言わない)
どうしてもトイレがしたいと思ってる人に
やさしいきもちで貸してあげてるんだよ。
○○ちゃんがトイレでお水やペーパーの無駄遣いをしたら
このお家の人がやさしくしてくれなくなって
本当にトイレに行きたいときにもう貸してくれなくなるよ」
と言いました。
生徒さんは、少しビクッとして
真剣にこちらの目を見て聞いていました。
『このお家の人』という言い方をするのは
家には“先生以外にも人がいる”
ことを分かってもらうためです。
本音では
「水道代や備品代が高くなるでしょーが!
お金払ってちょうだい!」
と言いたいのですが(笑)
小さい子にお金の話は基本通じないので(笑)
『このお家の人』という表現がよかったのか
この生徒さんは、その後トイレで遊ぶことは
なくなりました。
事例③勝手に上がり込んでトイレに行く生徒
ある平日の昼下がりに
まだレッスンも始まる前の時間で
リビングでゆったりくつろいでいたとき
いきなり玄関扉が開く音が聞こえ
トイレのドアがガチャっと開いて閉まる
音がしました。
(家のトイレは玄関入ってすぐ横にあります)
主人が帰ってくる時間帯でもないし
トイレに入ったのは誰?
と思っていたら、出てきたのは
近所に住んでいる男の子の生徒でした。
その子は何も言わず家を出ていこうとしたので
「何してるの?」
と声をかけたら
「お家の鍵が閉まっててトイレに行けなかったから来た」
と言いました。
私は冷静に
「ここは公園のトイレじゃないんだから
勝手に上がってトイレに行ってはいけないんだよ。
今日○○くんのお家の鍵が閉まってて
先生の家にトイレをしにきたことは
お家の人にかならず言いなさい」
と言って帰しました。
実際、私の知る限りでは一度しかなかったので
私から保護者の方に言うことはありませんでした。
この出来事が起こる前は
私が家にいるときは
玄関の鍵はかけないことが多かったのですが
今は生徒がレッスンに来る時間まで
玄関の鍵をかけています。
まとめ
小さい生徒さんに
教室のトイレを貸したときの問題について
実際にあった事例を交えながら
私なりの対処法をご紹介しました。
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