生徒さんに音符やリズムの読み方を教える教材として
すぐ思いつくのは音符カードやリズムカードだと思います。
もちろん私もカードは使いますが
今回は音符やリズムの読み方に強くなる
をご紹介します。
ともだちのーとを一言で言い表すと
幼児からはじめられる音楽ドリル
です。
詳しく解説していきます!
ともだちのーとのメリット・デメリット
実は私も
子どもの頃このともだちのーとで育ちました。
ピアノ講師になって8年目ですが
2年くらい前から自分の生徒さんたちにも使い始めて
改めて良さを実感しています。
メリット
「ともだちピアノ」&「ともだちのーと」は、音域、音楽要素などの学習段階を統一
演奏だけでなく、楽典も学びながら音楽を総合的に学んでいく教材です。
ともだちシリーズのご案内より
私は、ピアノ演奏用のテキストに「ともだちピアノ」は使っておらず
「ぴあのどりーむ」&「ともだちのーと」を併用して使っています。
どちらも導入期の進み方がゆっくりで似ており
併用しても問題なく使えています。
「ともだちのーと」について
まず線や丸を書いてひたすら遊びます(笑)
幼児は筆圧が弱く線や丸が上手く書けない子もいて
線や丸が上手に書けるようになったら音符書きに移ります。
たくさん読み書きすることで
音符やリズムの読み方が定着するのはもちろんですが
たくさん書いて生徒さんがノートをやった達成感を味わえる
のが大きなメリットだと感じています。
他のドリルやワークブックも使ってみましたが
ともだちのーとは書く量がほかより圧倒的に多いです。
宿題として出したときの生徒さんの「やってきたよ!」の顔も
レッスン中にノートをやったときの「終わったー!」の声も
どちらも達成感や充実感にあふれています。
デメリット
「ともだちのーと1-1」からは書くところが小さく
まだ小さい字を書けない子には不向きです。
6歳になっていれば問題なく使えると思いますが
4~5歳の子には個人差があります。
「ぴあのどりーむ」との併用の仕方
併用の仕方をそれぞれ下記の表にまとめました。
テキスト | ぴあのどりーむ1、ぴあのどりーむレパートリー1 |
テキストに出てくる音 | 左手ラ~ド、右手ド~ミ |
ノート | ともだちのーと1-1 |
ノートに出てくる音 | 左手シ~ド、右手ド~ソ |
テキスト | ぴあのどりーむ2、ぴあのどりーむレパートリー2 |
テキストに出てくる音 | 左手ファ~ド、右手ド~ソ |
ノート | ともだちのーと1-2、1-3 |
ノートに出てくる音 | 左手ソ~ド、右手ド~ソ |
テキスト | ぴあのどりーむ3、ぴあのどりーむレパートリー3 |
テキストに出てくる音 | 左手低いド~真ん中のレ、右手ド~高いソ |
ノート | ともだちのーと2-1、2-2(前半) |
ノートに出てくる音 | 左手低いド~ド、右手ド~高いソ |
テキスト | ぴあのどりーむ4、ぴあのどりーむレパートリー4 |
出てくる音 | 真ん中のドを中心とした左手真ん中のソ~下2オクターヴ目のファ、右手低いシ~2オクターヴ上のド |
ノート | ともだちのーと2-2後半、3-1、3-2、4-1前半 |
ノートに出てくる音 | 真ん中のドを中心とした左手ド~下2オクターヴ目のミ、右手ド~2オクターヴ上のミ |
テキスト | ぴあのどりーむ5、ぴあのどりーむレパートリー5 |
テキストに出てくる音 | 真ん中のドを中心としたド~2オクターヴ下のド、右手ド~2オクターヴ上のド |
ノート | ともだちのーと4-1前半、4-2 |
ノートに出てくる音 | 真ん中のドを中心とした左手ド~2オクターヴ下のド、右手ド~2オクターヴ上のミ |
ここまですると生徒さんの楽譜を読む力はかなりつきます。
「ぴあのどりーむ」については【2021年比較】子ども向けピアノ導入教本オススメ楽譜3選の記事にも詳しく書いています。
まとめ
「ともだちのーと」について解説しました。
ともだちのーとで導入期の学習を終え
これより先はピアノを弾くレッスンがメインになり
ノートを使う学習は減っていきます。
導入期の生徒さんはまだ弾ける曲も少なく
30分弾きっぱなしのレッスンは難しい子が多いと思います。
そんな時、ともだちのーとは書く分量が多く
1ページ10~15分くらいかかるので
導入期の生徒さんのレッスン時間に取り入れることで
弾くこと以外のレッスンアイテムにもなります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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