ピアノを弾く人ならだれでも
本番であがってしまい止まってしまった
弾きなおししてしまった
という経験があるのではと思います。
私が教えているピアノ教室の生徒さんで
本番あがってしまった生徒さんに
本番前にどんな練習をしたか聞くと
「1日15回弾いた」や
「1日2時間弾いた」など
量だけこなした練習をしている
生徒さんが多いです。
量はもちろん大事ですが
ステージや観客がいるところで
ピアノを弾くということは
ピアノの練習量以外の対策
が絶対に必要です。
今回は私も本番前は必ずやっている
本番1カ月前からできる
あがり対策について詳しくご紹介します。
本番1カ月前
できれば本番1カ月前には
暗譜ができていることが理想です。
ピアノを習っている方であれば
先生の前で暗譜で通して
聴いていただきましょう。
現時点で自分が人前でも暗譜で弾けるか
確認しておきましょう。
また、本番1カ月前から本番前日まで
ぜひやっていただきたいのは
お家での演奏やレッスンを録音をすること!
録音したものを楽譜を見ながら聴き
暗譜がとんでしまったところの部分に
印をつけていきます。
音符の間違い以外にも、強弱やフレーズの取り方
などがきちんとできているか
丁寧にチェックしていきましょう。
本番3週間前
本番3週間前になったら
家族やお友達、知り合いの前で
演奏する機会をたくさん作りましょう!
まだ弾けていないと思っても
どんどん人前に出ていくことが大事です。
人に聴いてもらう機会があまりないときは
お人形など目のあるものを
ピアノ部屋に置いておきましょう。
視線を感じて演奏することで
思ってもいないところで間違う
ことは多々あります。
もし間違えても
始めからやり直しは絶対NGです。
視線を感じながら
曲の始めから終わりまで
なにがなんでも弾き通すことに慣れましょう。
もちろん毎回録音することを忘れずに!
本番2週間前
本番2週間前から
本番の靴、衣装を身に着けて
通し練習をしましょう。
この時点でもし
・靴が合わなくてペダルが踏みにくい
・ドレスの裾が長すぎて踏んでしまう
など問題が発生しても
2週間前であれば対処できます。
本番でピアノ演奏以外のことに気を取られて
演奏が上手くいかなかった…
なんてことのないよう
必ず事前にチェックしましょう。
また
本番の会場の写真をスマホの待ち受け画面
にしておきましょう。
本番2週間前からは
本番のイメージトレーニングをしながら
過ごすことが大切になってきます。
本番1週間前
本番1週間前には
楽器店などの練習室を借りたり
学校のグランドピアノで弾く機会を作りましょう。
本番は行った先の会場のピアノを
いきなり弾くことになります。
ピアノはすべて
鍵盤の重さや音の響きがちがいます。
本番1週間前になったら
どんなピアノでも理想の演奏ができるように
なるべくいろいろなピアノを
弾いておくことをオススメします。
その時は、ピアノの蓋を必ず開けて
譜面台を取ってください。
本番と同じ状況を作り出すことが大切です。
それから
照明をいつもと違う色に変えたり
スマホのライト機能を使って
自分にスポットライトを当てながら
弾いてみましょう。
本番のステージでは、客席側が暗く
ステージが明るいことがほとんどです。
スポットライトに照らされても
動揺しないようにしておきましょう。
本番前日
本番前日は
今まで練習してきたことを信じて
あまり練習しすぎず
ゆっくり過ごしましょう。
ここで練習しすぎて疲れてしまうと
本番でも疲れた演奏になってしまいます。
夜は消化のよい食事をとってたくさん寝て
本番のためにエネルギーを温存しましょう。
まとめ
本番1カ月前からの流れをまとめると
・レッスンで暗譜で通して弾いてみる
・録音する
↓
3週間前
・家族や友人の前で通して聴いてもらう
・できないときは人形など目のあるものの前で通す
↓
2週間前
・本番の靴や衣装を着て弾く
・スマホの待ち受け画面を会場の写真にする
↓
1週間前
・いろいろなグランドピアノを弾く機会を作る
・スマホなどでスポットライトを当てて弾く
↓
前日
・練習しすぎず、消化によい夕飯を食べてたくさん寝る
このようになります。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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